Menu

APRSAFオンライン2020

APRSAFオンライン2020

2020年11月19日

オンライン

開催結果


パネルセッション

宇宙機関長セッション

COVID-19により国外移動が制限される中、11月19日、「距離を超えた宇宙ビジョンの共有」 をテーマに、「APRSAF Online 2020」がオンラインで開催されました。萩生田文部科学大臣の開会挨拶に続き、以下のセッションが実施されました。

1.

カントリーレポートでは、アジア太平洋地域の16カ国から、COVID-19が同地域においても様々な困難をもたらしている状況であっても、宇宙活動への取組が継続されていることが紹介されました。

2.

分科会及びイニシアチブの活動報告では、センチネルアジア、SAFE、Kibo-ABC、NSLIの各イニチアチブにおいて、リモートで対応する等の工夫を講じながら推進されており、引き続き取組を継続していくことが報告されました。また、地域の8歳から11歳の子供たちを対象としたポスターコンテストの優秀作品の発表が行われました。

3.

パネルセッションでは、スタートアップ企業や研究者などの様々な立場の登壇者から、宇宙ビジネス拡大における政府、民間の各々の役割や、持続可能な宇宙活動のために何が必要かについて議論が行われました。衛星から得られた情報と地上にて得られた情報を連携させること、多様なプレーヤーが連携していくことが地上課題の解決、ひいてはSDGsの達成に繋がっていくとの意見が出されました。また、政府や宇宙機関に対して、多様なプレーヤーの参加を促進する観点から顧客としてビジネス活動を支えることや、宇宙活動の持続可能性確保の観点から適切なルール作りを担っていくことへの期待が示されました。

4.

宇宙機関長セッションには、アジア太平洋地域の12名の宇宙機関長と3名の宇宙機関長代理が参加し、コロナ禍の困難な時代における宇宙開発への取組について、各々のビジョンを語りました。制約が多い中でこそイノベーションが創出されること、またリモートでの活動を支える宇宙技術の重要性が高まっていること等について多くの言及がなされました。

5.

APRSAF運営委員会から、分科会の再編及びAPRSAF表彰制度の新設について提案されました。いずれの提案についても、12月末までAPRSAFのウェブサイトにおいて意見募集を行い、表彰制度については2021年2月、分科会再編については同4月の運営委員会で決定する予定が示されました。

最後に、ミン ベトナム科学技術アカデミー院長より、閉会挨拶とともに2021年にハノイで開催予定のAPRSAF-27に向けた抱負を述べられ、4時間のイベントが終了しました。

協賛

(Alphabetical Order)

TOP