ASIA-PACIFIC REGIONAL SPACE AGENCY FORUM

SAFE
~宇宙技術による環境監視~

目的

SAFE(Space Applications for Environment)は、宇宙技術、なかでも宇宙からのリモートセンシング技術を用いて長期的な環境監視を行うことで、災害や環境リスク等の軽減に貢献することを目的としています。リモートセンシング技術を利用すると、水資源、海面水位、土地被覆、森林破壊、農業、生態系などの変動する環境パラメータを検知することができます。こうした様々な環境に関するデータを継続的に提供することで、地球環境とその変化をよりよく理解し、持続可能な環境管理に活かしていくことを目指しています。

背景

世界の約3分の2の人口が集中するアジア太平洋地域では、気候変動などの環境変化による影響を受けやすく、森林減少、干ばつ、洪水、食料危機、健康被害などが発生する危険性が高まっています。これらの危険による被害を監視・軽減するため、地球環境観測の重要性はますます大きくなっています。

環境に関する多様なデータやその継続的かつ長期的なデータ共有に対するニーズの高まりを受け、2008年のAPRSAF-15(ベトナム/ハノイ)における正規の実施承認を受け、SAFEの活動が開始しました。

活動枠組み

SAFEの活動は、プロトタイプ実施機関(エンドユーザ)、技術サポーター、データ・アプリケーション提供機関が三位一体になって行い、それぞれのメンバーが協力して実証研究(プロトタイピング)活動を進めています。
SAFEプロトタイピングでは、食料安全保障、森林破壊、植生変化、水資源管理、干ばつ被害や洪水対策などに対する現状把握と、行政・現業分野での対策立案における衛星技術利用の有効性を開発・実現していきます。SAFEプロトタイピングでは、それぞれの課題を担当するプロジェクトチームメンバーがボランティアで実行します。
APRSAFでは、各プロトタイピングをSAFEの活動として認定することにより、その活動を支えています。

活動

  • 2008年12月、APRSAF-15(ベトナム/ハノイ)において正式に実施承認を得て、独立したイニシアチブとして活動開始
  • 2009年5月、第1回SAFE ワークショップ(タイ/パタヤ)で、4カ国から7つの提案がされ、そのうち2つの提案(カンボジア、ラオス)のプロトタイピングの開始を承認
  • その後、下記にあるプロトタイピングが承認され、2015年2月現在、8か国15案件が完了し、3か国/1国際機関の計6案件が進行中
  • プロトタイピング終了後の展開例:

    - ベトナムの総合水資源管理プロジェクトを通じて構築された水資源管理システムは、アジア開発銀行の技術支援プロジェクト(宇宙技術を用いた洪水予警報システムの改善事業)へと引継ぎ

    - インドネシアの米作収量に対する干ばつ影響度の評価とその利用プロジェクトでは、衛星データから作成した干ばつ指標を提供するWeb-GISシステムを開発し、成果を継続的に運用中

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> No.25 <March 2017>